ある日、突然職を失ったらどうしますか?【カンパニー・メン】

失業中のあなた!ぜひ、この映画を見たほうがいいです。

そして、仕事に疲れて、もう行きたくないあなた!おめでとうございます!

ちょうど、やる気を出させてくれる最高の映画がここにあります。

ということで、仕事関連の話はよしてくれ、なんて思っちゃうかもしれませんが、そんな頑張っているあなたに、絶対に見ていただきたい映画。それが【カンパニー・メン】という、とあるエリート人生を歩んでいた男の物語を描いた映画をご紹介させていただきます。

 

ではあらすじ紹介に移りたいと思います。

あらすじ

 

4人のアカデミー賞スターが集結。豪華キャストが奏でる人生再起の物語 コングロマリットのGTXは不況のせいで大幅なリストラを行い、セールスマネージャーであるボビーは、12年も会社に尽くしてきたにも関わらず、リストラの対象になってしまう。たたき上げの年配社員、フィルも同じくリストラの対象に。社長の右腕で人格者のジーンは、会社を立て直す方法を考えようとするが、自分もリストラされてしまい呆然とする。 生活のサイズダウンを受け入れることができないボビーはしかし、働いていないことの負い目やストレスから、次第に家族にあたってしまう。 仕事がすべてと思っていたボビー。そんな挫折を味わう夫を支える妻と子供たち。 周囲の人々に支えられ、ボビーは一人の人間として徐々に本当に大切なことに気づいてく――。

 

出典:Amazon prime

 

おそらく、世の男性の100人に1人くらいの割合で仕事大好き人間はいると思います。過去にも紹介した【THE 有頂天ホテル】の総支配人や【もしも昨日が選べたら】の主人公など、数々の作品でこういう仕事大好き人間を描いていますが、そんな中でも割と普通の順風満帆な幸せな家庭の夫であり、父親であるエリート男の人生転落劇を描いているのですが、仕事の方では落ちてしまいましたが家庭では、妻がしっかりしていたので、多少、心が病んで喧嘩してしまうシーンもありましたがその後に、立て直しているところを見ると、おそらく理想の家族に近いなと思いました。息子も心配はしていましたが、父親をちゃんと信じることができる強い親子の絆が感じられました。

そして、サブストーリー的要素で、同じ会社に勤めていた社長の右腕的存在の年配社員も、リストラ対象になり、そこも、主人公と同時進行で、物語が進行していき、対比できて面白いところではあります。

ぜひ、明日の仕事が憂鬱な方は、ご覧になってみるとよいかと思われます。


『カンパニー・メン』予告編

過去に捕らわれ続けた男の悲しい物語

人生で後悔したことはありますか?と聞くとおそらくたくさんのことが思い浮かぶのではないでしょうか?そんな過去に縛られて、葛藤や苦悩を描いている映画がこの作品でございます。自分の過ち、それを認めずに自分のせいじゃない、そう思うことはだれしもあると思います。小さいことでも人のせいにしたくなりますよね。

でもそんなんじゃだめだなと、思わされるような作品です。

 

ではあらすじ紹介に移りたいと思います。

あらすじ

精神を病んだ犯罪者だけを収容し、四方八方を海に囲まれた「閉ざされた島(シャッター アイランド)」から一人の女が姿を消した。島全体に漂う不穏な空気、何かを隠した怪し気な職員たち、解けば解くほど深まる謎……。事件の捜査に訪れた連邦保安官テディがたどり着く驚愕の事実とは!?

 

 出典:Filmarks

 

以前に紹介したマシニストに、少し重ねてしまう部分があって、主人公は悪夢から覚めない(幻覚を引き起こす)状態で、過ごしてしまっているのが、分かりますね。本当に名演技だと思います。

こういう苦悩を描いた作品って、なんか魅了されてしまうんですよね。

おそらく、誰しもが持っている悩みを、潜在的に引き出すというか、共感を得れるからなのかもしれませんね。


シャッター アイランド - 予告編

平凡な人生を送っている一人の俳優の物語。

この映画は一言でいうと、俳優なんだけど、普通過ぎる!って感じの映画です。

舞台で、経験を積み重ねつつ、数々の作品に出ててある程度、顔も売れてるんですが、どこにでもいるサラリーマン感がめちゃくちゃ強いですw

俳優っていう職業以外は、特に輝いているところはありません。

普通に、居酒屋で酒飲んで、落ち着くために、たばこをバンバン吸ってるニコチン中毒。そして、俳優の仕事が入れば、しっかりとこなし、居酒屋の出戻りお姉さんには普通に恋をします。そんな彼と世の男性は自分と重ねてしまうところはあるかもしれませんね。

それくらい、日常的でほんわかした映画となっております。

 

ではあらすじ紹介に移ります。

あらすじ
脇役専門の俳優である主人公・亀岡拓次は、撮影現場と酒場を行き来する毎日を送っていた。

ある日、ロケで訪れた長野県諏訪市で立ち寄った居酒屋「ムロタ」の若女将・安曇に一目惚れをする。

その後、舞台への初挑戦、世界的監督であるアラン・スペッソの極秘オーディションへの参加と、亀岡の人生に次々と転機が訪れる。

 

出典:Wikipedi

 まあ、正直、そこまで深い内容の作品ではないですw

優しい物語なので、晩酌のお供としては最高の映画かもしれません。


俳優 亀岡拓次

予想外な戦闘を巻き起こす、鬼知識の推理アクションムービー!【シャーロック・ホームズ(2009)】

正直この映画を見る前は頭が固い推理狂の話かなと思っていたのですが、そういうわけではなくて、というか、もっとやばいやつでしたw

シャーロックホームズは、原作の方でも、頭良すぎてイカれてるキャラらしいのですが、その性格が全開に出てる作品だと思います。

最初の方で、ワトソンの婚約者を女性と、3人で食事をするシーンがあるのですが、いきなりシャーロック節がさく裂。不快なことを言って、その場の空気をぶち壊しましたwもちろん、その女性は激怒し、飲み物を顔にかけられる始末です。ですが、シャーロックは何とも思ってない表情が絶妙に良い演技なんですよね。もう、バグってるというか...

それでいて、ワトソンも毎回の如く、シャーロックの行動にあきれるのですが、見えない絆が二人は引き離さないでいるんだなと、思わされるシーンが、作品を引き立たせます。

それでは、あらすじの紹介をいたします。

 

あらすじ

1890年、ロンドンの探偵シャーロック・ホームズロバート・ダウニー・Jr)と相棒で同居人のジョン・ワトスン博士ジュード・ロウ)は、5人の女性を儀式で殺害したブラックウッド卿(マーク・ストロング)の新たな被害者を助けに向かう。2人はレストレード警部が到着する前に殺人を阻止し、ブラックウッドは警察に捕まる。

3ヵ月後、いつもどおりホームズの奇妙な行動はワトスンを不快にする。ワトスンはメアリー・モースタンケリー・ライリー)との結婚が決まりベーカー街221Bでの共同生活を終えることになっていた。そのころホームズは刑務所で死刑宣告されたブラックウッドに面会する。ブラックウッドはさらに3人の止められない死が起こり、世界が変化するだろうと言う。その後彼は絞首刑になりワトスンが死亡を確認した。3日後、プロの泥棒でありかつての敵であるアイリーン・アドラーレイチェル・マクアダムス)がホームズのもとを訪れる。彼女はルーク・リオドンという名の男の捜索を依頼した。アドラーが部屋を後にするとホームズは彼女を尾行し、顔の隠れた謎の雇い主に会うところを目撃する。行方不明のリオドンはブラックウッドの計画のカギだった。ホームズは謎の男が教授でありアドラーを恐れさせる唯一の人物であると気付く。

ブラックウッドの墓は内部から壊され棺からはリオドンの死体が現れる。そして生きて歩いているブラックウッドを目撃した墓掘り人夫はショックで恐れおののいていた。死体から手掛かりを探しリオドンの家を発見したホームズとワトスンは、科学と魔術の融合を目的とした実験が行われた痕跡を発見する。ここでブラックウッドの部下と戦った後、ホームズは第4修道会の寺院に連れて行かれる。リーダーたち ― 首席判事サー・トマス・ロザラムジェームズ・フォックス)、合衆国大使スタンディッシュ(ウィリアム・ホープ)、内務大臣カワード卿(ハンス・マシソン) ― に会い、ブラックウッドを止めるよう依頼される。ホームズは物理的な証拠から推理してブラックウッドはサー・トマスの息子であると言い当てる。やがてサー・トマスとスタンディッシュはブラックウッドの魔術によって殺され彼が修道会を支配した。ブラックウッドの目的はイギリス政府転覆とアメリカ、世界の征服だった。ブラックウッドはホームズへのおとりとしてアドラーを使う。彼女は倉庫で、鎖に吊るされさるぐつわを噛まされコンターマシンに斬られそうになっていた。ホームズはぎりぎりのところで彼女を助けるが、ブラックウッドによってあたりに仕掛けられた大量の爆弾でワトスンが負傷する。ブラックウッドのためにひそかに働くカワード卿によりホームズの逮捕状が出される。

A black and white photograph of the Tower Bridge during its construction.
 
映画のフィナーレの舞台は未完成のタワーブリッジである

ホームズは潜伏しながらブラックウッドの儀式について考えを巡らせた。彼は次の標的は議会であると結論を下す。ホームズはカワードをそそのかして議会のメンバーを全員殺害する計画を聞き出す。彼とアドラー、ワトスンはウェストミンスター宮殿で、リオドンの実験に基づいて作られた、議会室にシアン化水素ガスを流す装置を発見する。議会室に現れたブラックウッドは事前に支持者に解毒剤を飲ませており、「自分の味方にならない者は全員死ぬだろう」と宣言した。ホームズとワトスンはブラックウッドの部下と戦い、アドラーは装置からシアン化物用コンテナを盗み出して逃げる。そのころブラックウッドとカワードは計画が失敗したことに気づいた。ホームズは未完成のタワーブリッジまで逃げたアドラーを追うがそこにブラックウッドもあらわれる。ホームズはロープを利用してブラックウッドをテムズ川の上にぶら下げ、その間に、彼の魔術に見せかけた演出を解明していく。ブラックウッドは落下していき鎖に絡まって首から吊るされる。

アドラーは自分の雇い主がモリアーティ教授であると説明する。モリアーティはホームズと同じく理性的であり、はるかに邪悪であるという。ワトスンが221Bを去る日、ホームズは、ブラックウッドの爆弾の罠の近くで巡査の死体が発見されたと知らされる。モリアーティはアドラーを利用して、ブラックウッドから新たな技術ラジオに転用できる電波装置を盗み出していた。ホームズは新たなる事件と敵に立ち向かう準備をする。

 

出典:Wikipedia

 この作品では、人間関係のいざこざが描かれていて、自分の状況と比べてしまうところがあります。どんな人でも、めんどくさい関係ってのはあるんでしょうが、そういうのが一瞬どうでもよくなりますねw

それくらいシャーロック・ホームズは自由奔放だけど、ある意味、男ならあこがれる存在の一つになるのではないでしょうか。

ミステリーと言えばシャーロック・ホームズ

あなたもこの世界で一緒に推理していきましょう!


シャーロック・ホームズ (予告編)

突然、自殺してしまう100個の行動とは!?【シグナル100】

正直、学園モノで、さらにデスゲーム系はよくあるので、おそらく今回の作品も、自分が思った通りの展開になるだろうなとある程度、予想していたので、最後の展開は驚くようなものではなかったです。まあ、デスゲーム系あるあるだよなって、映画のシーン別ごとに、あるあるネタ作れるレベルですw

まあ、そんなこんなで、ちょっと毒舌気味に言ってしまいましたが、この映画の特徴は、実際に殺し合いをさせるわけではなく、自分自身の行動によってゲームオーバーになってしまうというところでございます。ちなみにデスゲーム系でいったら個人的に代表作だと思うのは人狼シリーズです。この映画は割とインディーズよりなんですが、主演の女優さんがいま、知名度を獲得している人が多い印象でございます。そして、この映画はやはり、嘘をつかないと生き残れないので、どうしても悪い奴が勝っちゃいます。なんで主人公は、最終的に嘘をついて生き残るというオチです。

それとは逆で、【シグナル100】の主人公は何度か死にかける場面があるのですが、その度に誰かが助けてくれて、生き延びます。ある意味、小悪魔的ですw

でも、主人公は一人で生き残ろうとしているわけではないので、そこに関しては好感が持てます。なので、ご覧になるときは、主人公の周りの人間に注目していただけると、面白く映画が見れると思います。

それではあらすじの紹介に移ります。

 

とあるクラス。そのクラスの担任である下部に呼び出された、主人公である樫村含め36人の生徒たち。呼ばれた場所は視聴覚室。そこで、不気味な映像が突然流される。

クラスのみんなは意味が分からず、理解できなかったが、一人の生徒が急に窓から飛び降り自殺をし始め、一斉に混乱してしまう。そして、携帯電話で救急車を呼ぼうとした生徒。ジャージを履いていた生徒もいきなり、自殺をし始める。なんと、自殺をする催眠術をかけられてしまっていたのだ。

そして、下部が来て、催眠術にかかったことが伝えられ、さらにシグナルは100個あることも伝えられ、そこから地獄の1日が始まるのだった。

 

この映画は、現代のことをしっかり反映させていると思います。

縛りが多いこの世の中。社会人になるともっと多くの縛りがあることを下部は伝えています。なので、ある意味、言っていることは正しい下部なんですが、やはりどうしてもサイコパス要素があるので、数年前の映画【悪の教典】の蓮実に似ててどこか、考え方が人ではないなと思ってしまう部分があります。

 

それでは、実際にあなたの目でご覧ください。

 


映画『シグナル100』予告編

もしもテレパシーを持つ男性と付き合ったら?【高台家の人々】

この物語はテレパシーを持つ男性と妄想好きの女性が付き合う、ラブコメディーです。

彼女の妄想は、偽りなく、この男性に届いてしまい、それがキュートで面白いのが特徴的だと思われます。そして、高台家のテレパシーを持つがゆえの、苦悩をしっかり描き出し、新しい物語を展開していく様子も見どころかなと思います。

では次にあらすじ紹介に移りたいと思います。

 

30歳OLの平野木絵は、妄想するのが好きなちょっと変わった女性だった。

そんなある日、一人のイケメン社員が転勤してくる。その名も高台光正。しかもただのイケメンではない。

超ハイスペックのエリートだった。そんな彼に時々、会社などで会うことがあり、ついには、デートのお誘いを受けたのだった。

そして、何度もデートを重ね、そして婚約することになる。

だが、光正の母親の由布に反対されてしまう。教養のある人間ではなくてはいけないと、品定めされてしまう。

だがその後、イギリスから光正の祖母であるアンが帰国し、由布子を説得。

そして嫁として、教育し始めるが、やはり壁にぶち当たり、心配をかけたくなくて、心の中をシャットアウトし始める。

だがそれも苦しくなり、心が不安定なまま結婚当日まで迎えてしまうが、その際にも心の中で光正にすべての不安を言って、その場から立ち去ってしまった。

そして、この後は実際に見ていただけると幸いです。


高台家の人々 予告編

最後の数十分ですべて覆されるヒューマンサスペンス【パラサイト 半地下の家族】

貧困格差。これは資本国家ならどの国でも問題として取り上げられますが、それを現実的に表現したある意味、恐ろしい映画です。メインに登場するのは貧困の家族とお金持ちの家族。対照的な家庭ですが、映画のタイトルにもある通りパラサイト。お金持ちの家族にどんどん寄生していくお話です。前半はほぼコメディ要素で溢れているのですが、最後にどんでん返しの展開をご覧いただくことができます。前半は気楽に見れますが、最後はビクビクして脳波ビンビンで見ていました。やはり、映画にはスリルも重要な要素になりえますね。

では、そろそろあらすじ紹介の方に移らさせていただきます。

 

インターネット環境さえも他人のを使うほど、貧しい4人一家(父ギテク、母チュンスク、息子ギウ、娘ギジョン)は低賃金の内職で家計をやりくりしていた。ある日、ギウの友人がとある女子高生の家庭教師をやらないか、と誘いを受ける。

浪人中であるため、最初はためらったギウだったが友人の説得により、結局受けることに。そこで、大学生と偽るために、妹であるギジョンに書類を偽装してもらうことになり、そして面接へ行く。初日の面接には、担当する女子高生の母親が「試しにみせてほしい」と家庭教師としての腕を見せることに。そして、なんと合格した。

さらには、その後も母親が「息子の美術の先生も探している」とのことで、ギウは「なかなか予約の取れない美術の先生がいる」と言って、妹ギジョンを偽の美術家庭教師として、送り込む。

その後も貧乏家族のパラサイト計画がどんどん進行していき...

最後にはだれも予想していない、最悪の展開に発展してしまう。

ちなみに、登場人物のうちの誰かが殺されます。

人はどこで追い込まれるのかわからないものです。格差によってできてしまった壁は壊れることはなかった。現実も理解しあうのは難しいことでしょう。

昔にやっていたドラマの【銭ゲバ】や、最近の映画の【バッド・ジーニアス 危険な天才たち】などの貧乏な主人公が報われずに犯罪を犯してでも、お金を手に入れるという、人間が理性を失った様をしっかり描いてて、最後は怖さもありますが、少し感情移入してしまう部分もあったかなと思ってしまいました。


第72回カンヌ国際映画祭で最高賞!『パラサイト 半地下の家族』予告編